5/22: 海外ニュースピックアップ
1. Cambodian from Philippines tests positive for virus | Khmer Times
2. Panasonic moving factories to Vietnam, 800 jobs to go in Thailand | Bangkok Post
3. 'Real-estate needs quick rebound' | Khmer Times
4. M'sian economy to face sharp slowdown as leading indicator records largest drop in March — DOSM | The Edge
1. カンボジアで1件のCOVID-19新規感染報告
長らく新規感染者が出ていなかったカンボジアで、フィリピンから帰国したカンボジア人に陽性反応が出たと。ちょうど空港での隔離→全員PCR検査の運用が始まったタイミング。やっぱり、これまでもいたんだろうなぁとしか思えない。
現在、カンボジアでは陰性証明を持ってくることが大前提ながら、空港で軍の施設に強制移動させられてPCR検査の結果が出るまで隔離される。1人でも陽性反応が出れば、同じ便で入国した人は全員指定施設(プノンペン市のホテル)で14日間の隔離。
2. パナソニック、白物家電の生産ラインをタイからベトナムへ移管
避けがたい動きではある。周辺国の中ではベトナムのコストパフォーマンスがいい。お隣のミャンマーやカンボジアでは、まだまだこの手の生産は難しいとも思うし。ラオスはニコンが工場団地に進出してるとかの事例はあるけれど、個人的にはコストパフォーマンスがよくないと感じている。
ベトナムは国として一段と強くなる土壌があると思う。
3. カンボジア不動産市場は、中国人投資家の動向次第?
経済全体がそうであるように、カンボジアの不動産市場は中国人投資家次第。中国人は再び海外不動産投資に目を向け始めているので、カンボジアが入国制限を緩和あるいは撤廃すれば、カンボジア不動産市場に再びお金が流れ、建設需要で失業率の問題も緩和されると見込む。
ただ、コンドミニアムってそもそも市場としては供給過剰感があったし、中国人投資家しか買わず、中国人しか住まないものが増えてもなぁとは思う(中国系デベロッパーが土地を買い捲るので、不動産価格が下がらないということにはなるけど)。
4. マレーシア経済、大幅なマイナス
3月後半からかなり強烈なCOVID-19対策を実施したマレーシアは、3月の経済成長率が大きくマイナスになった。同施策は4月一杯継続したことから、4月度の数字は更に悪化する可能性もある(途中で許可制で一部事業の再開を認めていたけど)。下期の盛り返しに期待している。