5/15: 海外ニュースピックアップ
1. New tax may see homeowners sell extras | Bangkok Post
2. Six detained for protesting microfinance repayments | Cambodia news
3. Restrictions tightened as migrant workers attempt to cross borders | Khmer Times
4. New private home sales plunge to 5-year low in April amid circuit breaker: URA data | The Straits Times
1. タイ不動産、転売の動きが活発化するかも？
タイ不動産に新たな税金がかかることになり、対象の不動産（2件目以降の住宅など）については0.02％の固定資産税が発生するので、それを嫌って転売市場に出てくる物件が増えるだろうとの予測。
まだ税率が低いのでビビッドに反応するのかどうか分からないけど、2件目用の住宅として購入されている新築販売への影響も気になるところ。
2. カンボジアの低所得者層支援、政府によるもう一段の取り組みが必要
カンボジアのマイクロファイナンスの借り手の多くは、今回のCOVID-19で収入を失うなどの困難に直面している。ただね、個別のMFIにも財政事情はあるわけで、抗議活動するなら中央銀行とか政府に対して陳情とか行うほうが筋だと思うんだけどな。借りといて貸してくれたMFIに抗議するのはなあ。正常になったときにそういう客には貸さないよ、もう。
縫製業のワーカー達への政府支援策も穴が大きい。操業停止しているけれど雇用が継続していれば救済措置があるけれど、雇用を失ってしまえば何の救済措置もない。この辺りの層が中間層へと「成長」していくことが国の発展には欠かせないわけだけど、今回のCOVID-19禍の影響は深く響きそうだ。
3. カンボジア人、職を求めて違法越境
もう一つカンボジアの出稼ぎ労働者の直面している問題を伝えるニュース。タイとの国境付近の地域で、職を求めて違法にタイに入国しているケースが出ている。やっぱり、今回のCOVID-19の影響で職を失った人たちへの支援策がないところが、こういう動きを生んでいる。
信じがたいのは、カンボジアがタイからこれまでに戻ってきた労働者に対して92,000件の検査を行って全員が陰性だったという話。そんなに件数こなせるほどの検査能力があったのか？という点なんだけど、どれだけの検査能力があるのか語られたことってないはずなんだよね。タイが国境を閉じるときに戻ってきた人たちは、隔離措置だけで検査してないって言ってたんだけどなぁ。
4. シンガポール新築住宅販売、4月は過去5年で最低
2020年4月のシンガポールにおける新築住宅販売が、2014年12月（230戸）以来最低となる277戸だったと。Circuit Breaker発動後はセールスギャラリーなども閉鎖されているので驚く話ではないけれど（それでも230戸売れたんだ）、4月にローンチしたプロジェクトが640戸あり、前月比でも前年同月比でも増加と、こちらの方が驚く話。もしかすると、たままた大型プロジェクトが月初にローンチしただけかもしれないけれど。
販売自体は5月もCircuit Breakerは続いているので低迷を続けるだろうという予測。
